young Hansel & Gretel ヤングヘンゼル&グレーテル 

20070507-hg2
グリム童話「ヘンゼルとグレーテル」、
改めて大人になって読んでみると、淡々とした文章の間に、
語られていない情況や個々の感情をリアリティをもって感じることが出来ます。
親にすてられたヘンゼルとグレーテル、
彼らの生き残るたくましさ、ずる賢さ、兄妹の信頼関係、、、
継母の言いなりになる父の弱さ、、、
魔女の館から、家に帰った後、(継母は死別)親子の関係はどうなったでしょうか?
子供たちの父に対して切ない気持ち、父の子供たちへの罪過の思い、
両者とも簡単に埋めることの出来ない心のキズが残ってしまったと思います。
情況は違えども、同じようなケースは現代にも当てはまることが多く、
人の残酷さ、弱さは不変なものかと胸が痛みます。
さて、その後、兄妹はどうなっていったのでしょうか?
父や学校、社会などに色々葛藤し、ぶつかり、悩みつつも、二人は笑い、励まし、支えあい、生きてきたのだと思います。
私が伝えたいのは希望です。
なんだかんだ色々なことがありつつも、生き抜いてきたヘンゼルとグレーテル。
彼らも立派な青年になりました。
ヘンゼル:20歳
商業高校普通科を卒業し、木こりの父を支えるため、林業の道に進む。
学生と違う不自由さ、職の厳しさ、病弱な父、一家を支えていかなくていけない重圧などから、一時ヤケになっていたが、ようやく仕事の面白さも、やりがいも見つけ奮闘中。
グレーテル:17歳
不器用で殻に閉じこもりがちな理由から、中学の頃は登校拒否が続いたが、高校に入り、担任の先生の勧めで、先生自身が顧問でもある吹奏楽部に入り、周囲の温かい環境と持ち前の頑固さと執着心で上達ていき、世界を少しずつ広げつつある。来年は3年生、将来については未定。

morrison 森寸

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